子どもたちの男女共同参画学びの広場
7月9日(月)
3・4校時に鹿児島県男女共同参画センターが推進する事業「子どもたちの男女共同参画学びの広場」が行われました。
目的は「子ども達が,性別にかかわらず,一人ひとり違っていて,多様な存在であることに気づくこと」「性別にかかわらず,人それぞれに個性や能力があることに気づくこと」「自分を大切にし,他者も大切にするアサーティブ・コミュニケーションの代表的なスキルである『Iメッセージ』を知ること」でした。
まず,導入「アイスブレイク」として,利き手ではない手で自分の名前を書いて,「慣れていないことは難しい」「最初から上手に出来る人はいない」という,出来ないことを認める雰囲気作りをしました。
次に,「しゃべらない」「のぞかない」という約束をして,6個の指示に従って絵を描いていきました。内容としては「丸の上に丸を描く。」「これらの近くに大きめのいろいろな三角を描く。」など,それぞれ違う絵になるような内容でした。
その後,「あなたメッセージ」「あなた」が主語になる攻撃的な言い方と,「わたしメッセージ」「わたし」が主語になる「自分は○○と思うけど…」という自分の考えをまず言う言い方について学習した後,グループに別れ,自分の感想を言い合い,発表していきました。感想としては「長い四角がそれぞれ違っていた。」「丸を丸の中に描いていた。」「三角をつなげている人と丸をつなげている人がいた。」など,それぞれ一人ひとり考え方が違うというものでした。
人間はいろいろな面があって「わたし」となっているのに,「男だから,女だから」と固定観念によって決めてしまうことがありますが,「あなたたは あなたとして」,「一人ひとりを大切にする」「一人ひとりをしっかりと見る」ことの大切さを教えていただきました。